私がイクメンになるまで8
就活がうまく行かない中、翌年には大学の卒業研究に着手します。このときもやし人間はもうすでに6回生。
卒業研究では木粉(杉やヒノキ)を加熱しながらプレス機にかけて樹脂のようにカチカチに固める技術の研究がテーマとなり、毎日木粉にまみれて機械と格闘していました。
何とか卒研をまとめることができ、よし卒業!とうまく行かないのがもやし人間の人生です。最大の難関科目、基礎力学。この担当教官は学内でも厳しいことで有名な頑固教授。
必須科目である基礎力学の単位が取れず、その1科目のために再度留年が決定です。
7回生まできてしまったもやし人間。就職はずっと続けているアルバイト先の楽器店にしようと考えました。
つづく